WGP東京トリオサバイバルレポート
WGP東京のトリオサバイバルに出てきました。結果は散々なものでしたが、今年の締めくくりとして良い教訓も得られたので、来年はもう少し良い結果になるようにしたいなぁとは思います。
使用デッキ：進撃の巨人
何のデッキを使うか悩んでいた際に、今環境で絶対に自分が避けたい行動があり
1、相手の盤面を簡単に割れないデッキ
2、早出しした後にサイドアタックを強要されるデッキ
この2つだけは絶対に使わないと決めていました。典型的なデッキが「Rewrite」や「ひなろじ ～from Luck ＆ Logic～」や”可愛い友達"市ヶ谷 有咲を使用する「Bang Dream!」です。
元々チームメンバーの一人がひなろじを選択していた事もあり除外していましたが、純粋にLv3を早出しする事も早出しメタが採用されているのも当たり前の中で見た目強いカードを並べて延命しながら耐久するデッキは自分には不向きでした。
そのため、Lv2帯において相手のLv2のカードに対して戦えるカードをプレイできるかそもそも触られない早出しを使いたいというのがスタート地点です。
その時の候補が「ラブライブ！サンシャイン！！」と「初音ミク -Project DIVA-」と「進撃の巨人」の3択でした。
今年出たタイトルはどれも動きがパッとせず、進撃の巨人は単純に以前から動きが好きで回したいという欲がありました。
結果デッキパーツを探しに行った時に初音ミクはそもそもカードが全く揃う気配がなく、進撃の巨人も7割、ラブライブは複数店舗を頼れば揃うかなという状態でした。
「ソードアート・オンライン」とは強さの質が違いますがスタンバイを入れた「ラブライブ！サンシャイン！！」を使う気にどうしてもギリギリでなれず進撃の巨人を欲が上回り組みました。
実は大会1週間前の時点でデッキの致命的な欠陥に気づき、今からでもラブライブ！サンシャイン！！を組むかどうか真剣に悩んでいたくらいでした。
~~~
WGP東京トリオ
先鋒:drasill 使用ひなろじ
中堅:フィンネル 使用GODZILLA
大将:和葉＠ 使用進撃
1回戦:初音ミク 後攻
"新しいセカイ"初音ミクと初音ミク"オービット"を採用した4宝4ストックブーストのデッキ
先攻1ターン目に出た初音ミク"レイヤードエンヴィー"がいつまでも倒せずに3ターンが経過するも、相手の方がキャラ事故を起こし3体前列にキャラが一生並ばず。
そうこうしている間にダメージレースで優位に立ち、リフレッシュ後の自分の山の状態がかなり良く相手のCXを貼った3回のアタックを必ず2回キャンセルする状態になり結局"新しいセカイ"初音ミクが登場せずに勝利。
○○○
2回戦:Charlotte 先攻
"喧嘩っ早い性格"美砂と"大切な何か"友利 奈緒の連動が採用されている4ストックブースト4門。ただLv3の主力という訳ではなく、"大切な何か"西森 柚咲と"大切な何か"美砂のコンビがしっかり入ったデッキになってました。
初手に怒りの咆哮を1枚抱えていたが、Lv1に上がったタイミングのドローで引きクロック2ドローから私の名前…も引いてしまう最悪のパターン。それでもCXコンボさえできればと思っていましたが、集中が当たらず"お掃除"エレンでCXが2枚落下し、アタックで山札の中の最後のCXをトリガーする目も当てられない状態に。1-4から3-0までリフレッシュ含めて通過してしまいゲームと呼べるものにならず。
それでも相手を3-3まで追い込み"運命への抗い"リヴァイの2回目のアタック次第ではという所までいけましたがキャンセル。せめて連動さえできていればゲームが成立していただけに悲しい試合でした。
○××
3回戦:おそ松さん 後攻
"スイーツ男子"カラ松と"お気に入りの一枚"十四松のCXが採用された4宝4扉。
"F6"十四松によってこちらのLv1が完封される枠が作られてしまうものの、複数面展開されなかった事で残りでCXコンボを成立させてなんとか立体機動装置を回収するような展開に。
リソースを稼げなかった状態で"第104期訓練兵団"ミカサがチェンジせずに2ターン以上場に残る展開になるも、相手の早出しに強引に"自由を掴むため"ジャンのテキストを起動し泥仕合に。
最後相手のアタックでCXが2枚トリガーした状態でこちらのトップドローが"運命への抗い"リヴァイ。このカード以外に詰めきれるカードがない中引けた事で綺麗に打点を作り勝ち。正直負けたと心の底から思っていました。
○×○
4回戦:魔法少女まどか☆マギカ 先攻
仲間と挑む戦い やちよと差し伸ばした手 まどかのCXが採用された3本1門4宝という構成。
Lv0からお互い高パワーのぶつけ合いになり、Lv1では相手の仲間と挑む戦い やちよを対巨人戦用『立体機動装置』で避けこちらのCXコンボを"果たすと誓った約束"ほむらで避けるようなリバース要求を交わし続ける展開に。
自分が7戻りで相手が8戻りでお互い山の枚数的にはかなり良い状態でのリフレッシュでしたが、相手がトップドローから神浜市の魔法少女を引いてしまう。こちらもクロックドローから引いた怒りの咆哮を発動してのアタックを試みるも4点ジャストキャンセル4点ジャストキャンセルで全く打点が通らず。2-6から7回アタックするも7キャンされ途中までの好試合は姿形を変え付け入る隙も無く負けてしまいました。
対巨人戦用『立体機動装置』を使用するとトップがCXだったという時が続き結果打点が通るという2週目以降はかなり噛み合いの悪さを見せてしまいました。
×××
最後は皆で全敗し2-2で強制ドロップ。WGP東京は個人チーム成績どちらも2-2という結果で終わったしまいました。
~~~
結果もなんとも言えないものでしたが、デッキ選択の時点で色々と問題がありました。
進撃の巨人は上位タイトルには及ばないものの、環境にリバース要求が多い事や今年出たタイトルの動きにムラッ気がある事も考慮し十分戦えるタイトルだと思いましたが、進撃の巨人がそれ以上にどうしようもないムラを抱えていました。
単体レスト集中を2種類採用できる都合上1週目をかなり早めに終わらせる事を想定していましたが、CXコンボを成立させるための準備に加えてそれら集中を上手く引き込み立体機動装置のための枠作りを行うのは文章に書き起こせば簡単にわかるくらい都合の良さが必要です。
回収カードをLv0にかなり多く採用していたので、絶対にキャラにはアクセスできる！という感覚でデッキを組みましたが試行回数を重ねる毎にそうならなかった場合のパターンでどうにかできる行動が存在しませんでした。
一人回し含め最初の50回程度のフリープレイではそれが顕著な数字にはなりませんでしたが、100、200とやっていくと明確に粗が出始めそうなった際に今年出たどのタイトルにも戦う事ができない状態になってしまいます。
完全に理論値と回したい欲によって大事な安定性の部分に目を向けられず、その日「運が良い」という日で無い限りは横にお世話にならないと勝ち残れないパワーでした。
実際、当たった相手のデッキはどれも古くデッキパワーで比較した際に大きな差はありませんがそれらのデッキにこそ大事なのはある程度クライマックスの位置の噛み合いの悪さを誤魔化せる確かな安定性であり、尖った相手に尖った部分をぶつけられなければ負けるのは自明の理でした。
現状の強タイトルと考えられるひなろじ、バンドリ、ラッシャイのどれも嫌いな動きがあった事で敬遠しましたがバンドリとラッシャイは構築で多少その気持ち悪さを解消して大会に臨めただけにもう少し身内と話してからデッキの採択をするべきでした。
折角組んでもらったのに勝ちを拾えずチームメンバーには申し訳ない…という気持ちでいっぱいでしたね。
これで今年の大会の出場はおしまいなので、次は来年のBCFになります。どのデッキを使うかは全く決めていませんが、上半期の規制と大会までの発売タイトルを見てしっかりと決めて今度はもっと勝ちたいなと思いました(予選全勝経験が0なので全勝したい)
